2023年11月7日
すっかり秋になったと思ったら、
先週は夏日になるような暑さでした。
皆様も体調の変化にお気を付けください。
現在はインフルエンザが流行っていますね。
半面コロナはほとんど出なくなりました。
9月ピークの第9波はいったん収まったようです。
秋の行楽シーズンですので、
コロナだけでも落ち着いていて、
良かったですね。
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さて秋は学会のシーズンです。
表題の「JDDW」は、「日本消化器関連学会週間」の略で、
内科系、外科系の消化器関連の学会が一同に会する
毎年神戸で開催される日本最大級の学会です。
コロナ拡大以降は特に医療従事者は、
全国から集まることはできなくなり、
学会もオンラインでの開催になりました。
しかしコロナも5類となったこともあり、
ようやく学会にも参加してもいい雰囲気になり、
久しぶりに現地に出席することができました。
オンラインでももちろんいいのですが、
現地に行くとオンラインで聞くよりは集中力が増し、
何となく勉強をした気になれます。
また商業展示のブースもたくさん出ていて、
最新の医療機器や設備を見て回ることができます。
これはオンラインでは体験することができません。
学会は3日間で私は2日間の参加でしたが、
開業していると勉強する機会が少なくなりますので、
新しい技術や知見を知ることができとても良かったです。
また現地で聞けなかった講演やセッションは、
オンデマンドで視聴することもでき、
後から空いた時間に勉強することできます。
コロナ前にはなかったサービスです。
以前はすし詰め状態で聞いていた講演も多かったので
本当に便利な世の中になったなあと思います。
商業展示のメインはやはり内視鏡です。
オリンパスと富士フイルムがしのぎを削っています。
お互いの開発競争が本当に激しいです。
しかしこれまではあらゆる面で、
オリンパスが富士フイルムを上回っていましたが、
AIに関しては富士フイルムがリードしているようでした。
内視鏡に関してはこの2社で世界シェアを分け合っており、
他の追随を許さないほどの高度な物作りをしているのに、
どうして他の日本企業は世界で戦えないのかと思ってしまいます。
内視鏡は先端技術の凝縮のような機械だと思います。
日本人の繊細な技術がないとなかなか作れないと思います。
このようなことを思いながら、
久しぶりの学会を楽しませていただきました。
日本最大級の学会も、
コロナ以前に比べると来場者は減った気がします。
リモートで参加できるからです。
その分混雑せずに、
快適な時間を過ごせるようになりました。
学んだことを明日からの診療に生かせたらと思います。
吉岡医院 吉岡幹博