京都市上京区の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科 吉岡医院

医療法人博侑会 吉岡医院 京都市上京区
診療時間 午前9時~/夜診17時~
2診・婦人科は夜診なし
休診日 木・日・祝/土(午後)
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4月から「糖尿病科・生活習慣病外来」が始まります

2025年3月7日

2月は日数が少ないので、
あっという間に過ぎていきますね。
そして気が付くと年度末です。

今年は当院でも小児科が終了しますので、
例年よりも何かと忙しく感じています。

 

いろいろ既存のシステムも見直しており、
WEB問診の乗り替えがうまくいかずに、
今は使用できなくなっています。

また後払いキャッシュレス決済のデジスマ払いも、
3月末で一旦運用を中止いたします。
なるべく早くに新たなシステムを構築したいと思います。

皆様に快適に受診していただけるシステムを目指して、
これからも取り組んでまいりたいと思っております。
何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

今回は当院からのお知らせです。

3月31日で終了する小児科の診察室で、
4月から糖尿病内科を中心とした
生活習慣病の専門外来が始まります。

実は糖尿病の診療を始めたいというのではなく、
本当のきっかけは内科を2診にすることにより、
外来の待ち時間を減らしたいという思いから始まりました。

特にコロナやインフルエンザが流行すると、
発熱外来に時間がとられるため、
本来の通院の患者様にも待ち時間が出ておりました。

また消化器内科という性質上、
診察の中でエコーや胃カメラが
必要となる方も来られます。

アニサキスに対する緊急の胃カメラ、
血便に対する緊急の大腸カメラなどがそれにあたります。
診察中にエコーをすることは普段から多くあります。

さらに当科は肛門科、外科も扱っています。
こちらもしばしば緊急で処置が必要な場面が生じます。

包丁で指を切ったときの縫合処置、
出血性内痔核に対する硬化療法、
肛門周囲膿瘍の切開排膿などがあります。

 

このような患者様が来られると、
20分くらい外来がストップすることもあり、
そのたびにご迷惑をおかけすることとなっていました。

それを2診で診療することにより、
片方の外来が止まっても診療を続けることができます。
待ち時間の対策に最も有効な手段の一つと思います。

 

ただ、2診にするということは、
新たに医師に来てもらって、
一緒に診療をするということになります。

そこがなかなか簡単にはいかないところで、
やはり安心して診療を任せられる医師に来てもらわないと、
うまくいかないことも多いと聞きます。

また現在当院にかかっていただいている皆様に
ご迷惑をおかけすることにもなりかねません。

派遣会社にお願いする方法もありますが、
知らない医師が毎回変わりながら診療することも、
責任の所在などリスクもあります。

当院の小児科でもそうしてきましたが、
信頼のおける方からの紹介や、
信頼できる病院から来ていただくのが望ましいです。

 

そのようなことを考えていた時に、
昨年4月に京大の糖尿病内科の教授に就任された矢部先生に、
昨年8月ごろ講演会でお会いする機会がありました。

矢部先生と私は大学は違いますが、
学年で言うと同じ平成10年卒で同期になります。

私が開業する前に4年間勤めていた関西電力病院で、
私が消化器内科、矢部先生が糖尿病内科で、
一緒に働かせていただいていました。

矢部先生と私は病院の医局では席が近く、
病院には当時は席が近いだけの理由で参加させられる飲み会、
通称「長屋会」という10人ほどの飲み会が存在し、
そこでご一緒することもありました。

私は長屋会の会長をやっていましたので、
長屋会がある日は猛烈に仕事を終わらせて、
上司ともなるべく目を合わさずに会話し、
毎回スタートの時間(17時ころ?)から参加していました。

矢部先生はそのころから多くの研究もされていて、
大変多忙だったので半分も来なかったと思いますが、
一緒に楽しく飲んでいた思い出があります。

それから15年の月日がたち、
矢部先生は岐阜大学の教授を経て、
昨年4月から母校の教授に就任されました。

 

そして講演会が終わってからの情報交換会で、
立ち話でしたが久しぶりに近況報告を行いまいました。

矢部先生はかつてお子さんが
当院小児科にかかっていたこともあり、
小児科が終わることを残念がっておられました。

そして内科を2診にしたいとの私の話を聞いて、
矢部先生の内分泌内科の教室から、
大学院の先生を紹介していただくことになりました。

京大ですのでトップレベルの診療を行っています。
これなら安心して診療を任せられます。
ご参考までに、教室のホームページです。

京都大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌・栄養内科学

 

対象疾患が書いてありましたが、
本当に幅広い診療を行っておられます。

糖尿病・低血糖症、難治性高血圧症・視床下部/下垂体疾患・
甲状腺疾患・副腎疾患・性腺機能低下症・
副甲状腺疾患/骨代謝異常、肥満症・脂質異常症・サルコペニア

よくある病気から稀な病気まで、
多彩な疾患を扱っておられます。

当院でも高血圧、糖尿病、高脂血症の患者様は多くおられますが、
中には治療が難しいこともありその際には
近隣の病院の専門科にご紹介し治療を行っていただいています。

そのようが患者様がわざわざ他の病院に行くことなく、
当院で専門家の診療を受けられることになります。
これは患者様にとって大きなメリットがあると思われます。

当初は単に内科を2診にしたいという思いでしたが、
このように専門家の先生にお越しいただけれるとのことで、
当院の診療レベルが上昇するのは間違いないと思われます!

 

4月4日金曜日の開始を予定しております。
皆様のお役に立ていただければ幸いに存じます。
よろしくお願いいたします。

 

吉岡医院  吉岡幹博