2025年1月7日
皆様あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
年末年始はどのようにお過ごしでしたでしょうか。
昨年は28日まで診療で29日からお休みを頂きました。
年末3日間は自宅で大掃除などをしながら過ごしました。
31日は年々馴染みのない曲ばかりの紅白歌合戦を観て過ごし、
1日はお墓参りと初詣に出かけました。
今年の天気は雪なども降らず寒さもましで、
また昨年のような地震や大きな航空機事故もなく、
穏やかな年末年始だったと思います。
2日から天橋立に1泊の温泉旅行に出かけ、
年始の行事はすべて終わりました。
4日から診療を開始しております。
今年は前回のブログでも申し上げた通り、
ずっと当院の中心となっていた小児科の診療を
3月いっぱいで終了いたします。
当院にとっても大きな転換点となります。
皆様になるべくご迷惑をおかけしない様に注意しながら、
新たな当院のスタイルを模索していきたいと思います。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
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ご挨拶はこれくらいにして、
今回は私自身のダイエットのことを少しお話いたします。
昨年の話になりますが、
生活習慣病管理料というものが始まり、
皆様の健康管理についてお聞きする機会が増えました。
高血圧、糖尿病、高脂血症がメインの患者様には、
4か月に1回の割合で療養計画書というものを作製し、
食事や運動面でのアドバイスや目標設定をするというものです。
患者様にはこれまでの診療に加え、
実際の取り組みや成果を聞かれるということで、
少しプレッシャーになったのではないでしょうか。
患者様によってはしばらく体重も測ったことがない方も多く、
現実に直面しまじめに取り組まれる方もおられました。
4か月後の測定で目標の3㎏の減量をされる方もおられました。
その様な方々をみていると、
ふと自分はどうかと気になるようになりました。
私も日々の多忙を理由に不摂生が続いていました。
運動らしい運動はできておらず、
なかなか習慣を変えることもできません。
ご存知の方もおられるかもしれませんが、
約10年前まで私はフルマラソンを走っていました。
完走が目標の早くも遅くもないようなランナーでした。
その頃の体重は60㎏くらいだと思います。
その後もともと膝が悪かったこともあり走るのを辞めました。
それから10年以上たち体重は8㎏程増えました。
そんな私が患者様の指導をしていいのだろうか、
実際に自分が体重を減らした実績をつくらないと、
皆様にリアルを伝えることなどできないと思いました。
そして久しぶりにダイエットに取り組むことにしました。
昨年9月1日のことになります。
その時の体重は68kgでした。
目標をまずは小さく64㎏と設定し、
そこを達成できれば62㎏までを目指すこととしました。
うまくいけば10年前のころまで取り戻すことができます。
ジム通いを一瞬考えましたが、
これまで続かかなかったことを考え、
今回は自宅で可能なエクササイズで始めることにしました。
休日は道路を約5㎞を歩いたり軽くジョギングしたり、
平日は夕食後にスマホのアプリが提案してくれる
エクササイズを約15分程行いました。
家庭内の環境を配慮し、
あまり大きな動きやジャンプを要さないものです。
自分の部屋で静かに行います。
始めてみたもののすぐには結果も出ません。
開始後にはなぜか68.8㎏に体重が増えた時がありました。
ここから下げるには運動だけでは無理と思いました。
また運動を開始してから1か月ほど経過したころ、
左足に痛みを感じるようになりました。
走るどころか歩くことでも痛みを感じるようになりました。
大した運動もしていないのに怪我するとは、
体重が増えたことと筋力が落ちたことが原因と思います。
自分の体の老化をまざまざと感じました。
結局足を使った有酸素運動はあきらめ、
腹筋や体幹トレーニングをアプリで設定し、
上半身筋トレを少しずつ行うことにしました。
ただこれだけでは体重は減らず筋肉の分逆に増えるので、
オーディオブックで適当に見つけた、
「食事10割で痩せる技術」という本を参考にして、
普段の食事を無理のない範囲で変えてみました。
簡単にいうと糖質を少なくして蛋白質を増やすというものです。
それも極端な糖質制限をするといずれはリバウンドするので、
蛋白質、脂質、糖質のバランスを考えて行います。
さらにこれはおまけですが、
運動時の効率を高めるためにSIXPADのコアベルトを購入し、
毎日の15分ほどのエクササイズの際に使用しました。
その結果9月1日に開始して10月初旬まであまり減らず、
67㎏前後をうろうろしていた体重が、
10月中旬からようやく少しずつ減り始めました。
11月初旬に最初の目標の64㎏まで減りました。
ウオーキングなどの有酸素運動は全く行わず、
食事と軽い筋力トレーニングとで減ったのです。
もちろんそれまでの1か月半の有酸素運動や筋トレの
取り組みもあってのことだと思いますが、
一番効果的だったのはやはり食事を見直したことだと思いました。
その後ペースは落ちましたが、
昨年12月中旬には目標の62㎏まで体重が減少し、
4か月の間で最大68.8㎏から最小61.7㎏まで落とすことができました。
年末年始はやはり家にいながら食事の量も増加し、
現在は63kg台に戻ってしまいましたが、
しばらくはこの辺りで維持できるように頑張りたいと思っています。
大切なことは無理しないことです。
結果を求めて極端にトレーニングしたり食事制限すると、
目標達成後にリバウンドしてしまいます。
頑張っているという感覚はできるだけ抑えて、
新たな習慣にすることが最も必要なことかと思います。
今後はなるべくこの体重を維持することを考え、
こういった経験を皆様と共有できればとおもっております。
吉岡医院 吉岡幹博