京都市上京区の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科・一般内科・小児科 吉岡医院

医療法人博侑会 吉岡医院 京都市上京区
診療時間 午前9時~/夜診17時~
婦人科は夜診なし
休診日 木・日・祝/土(午後)
  • お問い合わせ

    075-451-0164

「かかりつけ医」について

2024年4月17日

満開の桜すぎ少しずつ葉桜に代わり、
気温も上がり穏やかな季節になりました。

毎年このゴールデンウィーク前後の時期が、
1年で一番過ごしやすいと思っています。
ずっとこんな気候だったらいいですね。

医院の方ではインフルエンザは収束し、
コロナは依然として毎日数名患者様が出ています。
お出かけの際には少しご注意ください。

 

 

今日は「かかりつけ医」について
少しお話したいと思います。

一般的によく使われる言葉と思いますので、
意味は何となく分かっておられると思います。

 

皆さんのイメージとしては、
風邪をひいたりお腹が痛くなったりしたら気軽に診てくれる、
近所のクリニックのドクターという感じでしょうか。

何かあれば往診かばんをもって、
家まで診察に来てくれるようなことも想像されますでしょうか。
映画でいうとドクターコトーのような感じでしょうか。

 

では皆様は「かかりつけ医」という言葉に、
きちんとした定義があるということをご存知でしょうか。
厚生労働省のホームページにも記載されています。

 

「かかりつけ医」とは、

『健康に関することをなんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、
必要な時には専門医、専門医療機関を紹介してくれる、
身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師。』

だそうです。

単なる一文ですが、
多くの内容が盛り込まれています。

 

  1. 何でも相談できる
  2. 最新の医療情報を熟知
  3. 専門医療機関を紹介
  4. 身近で頼りになる
  5. 地域医療、保健、福祉を担う
  6. 総合的な能力を有する

 

一つ一つ見ると、
結構な用件だと思います。

この定義は日本医師会が10年ほど前に考えたそうですが、
開業医集団である医師会が、
自らすごくハードルを上げているようにも見え笑えます。

 

私も大したものではありませんが、
開業医として「かかりつけ医」であることで、
皆様のお役に立ちたいと考えております。

私自身2010年に当院で働くようになり、
かれこれ14年近くになりますが、
とにかく日々勉強の毎日です。

「2.最新の医療情報を熟知」
これが最も大変なところです。
これがないと他の項目も達成することはできません。

でも最終的に目指すところは、
「1.何でも相談できる」ところだと思います。
これが最もかかりつけ医らしいところだと思います。

 

これからも「身近で頼りになる」医師をめざし、
日々研鑽を積んでいきたいと思っております。

 

吉岡医院  吉岡幹博