2024年4月17日
満開の桜すぎ少しずつ葉桜に代わり、
気温も上がり穏やかな季節になりました。
毎年このゴールデンウィーク前後の時期が、
1年で一番過ごしやすいと思っています。
ずっとこんな気候だったらいいですね。
医院の方ではインフルエンザは収束し、
コロナは依然として毎日数名患者様が出ています。
お出かけの際には少しご注意ください。
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今日は「かかりつけ医」について
少しお話したいと思います。
一般的によく使われる言葉と思いますので、
意味は何となく分かっておられると思います。
皆さんのイメージとしては、
風邪をひいたりお腹が痛くなったりしたら気軽に診てくれる、
近所のクリニックのドクターという感じでしょうか。
何かあれば往診かばんをもって、
家まで診察に来てくれるようなことも想像されますでしょうか。
映画でいうとドクターコトーのような感じでしょうか。
では皆様は「かかりつけ医」という言葉に、
きちんとした定義があるということをご存知でしょうか。
厚生労働省のホームページにも記載されています。
「かかりつけ医」とは、
『健康に関することをなんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、
必要な時には専門医、専門医療機関を紹介してくれる、
身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師。』
だそうです。
単なる一文ですが、
多くの内容が盛り込まれています。
- 何でも相談できる
- 最新の医療情報を熟知
- 専門医療機関を紹介
- 身近で頼りになる
- 地域医療、保健、福祉を担う
- 総合的な能力を有する
一つ一つ見ると、
結構な用件だと思います。
この定義は日本医師会が10年ほど前に考えたそうですが、
開業医集団である医師会が、
自らすごくハードルを上げているようにも見え笑えます。
私も大したものではありませんが、
開業医として「かかりつけ医」であることで、
皆様のお役に立ちたいと考えております。
私自身2010年に当院で働くようになり、
かれこれ14年近くになりますが、
とにかく日々勉強の毎日です。
「2.最新の医療情報を熟知」
これが最も大変なところです。
これがないと他の項目も達成することはできません。
でも最終的に目指すところは、
「1.何でも相談できる」ところだと思います。
これが最もかかりつけ医らしいところだと思います。
これからも「身近で頼りになる」医師をめざし、
日々研鑽を積んでいきたいと思っております。
吉岡医院 吉岡幹博