京都市上京区の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科・一般内科・小児科 吉岡医院

医療法人博侑会 吉岡医院 京都市上京区
診療時間 午前9時~/夜診17時~
婦人科は夜診なし
休診日 木・日・祝/土(午後)
  • お問い合わせ

    075-451-0164

コロナ第8波兆しとインフルエンザの始まり

2022年11月7日

秋の爽やかな晴天が続ています。

先週は長年応援を続けているオリックスが優勝し、
ふわふわした1週間を過ごしました。
職員や患者様からお祝いの言葉もかけてもらいました。

この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

 

医院の方では
コロナワクチンとインフルワクチンの接種が重なり、
接種日には大勢の方がお越しになっています。

年末まではこのような状況が続くと思われます。
院内も時間帯によっては混雑することが予想されます。
ご不便をおかけしますが何卒よろしくお願いいたします。

 

 

さて、
行動制限のなくなった秋の行楽シーズン、
もうコロナ前と同じような状況ですね。

韓国や渋谷のハロウィンは、
もはやコロナとは別の次元の問題が起きていますが、
言い換えればコロナへ意識は完全に薄れています。

当然と言えばそうなのですが、
コロナの感染は11月に入ってから、
反転し増加してきました。

当院でも学生さんなど若い方を中心に、
コロナ陽性の方の割合が増えてきました。

ただ以前のように全例登録しませんので、
医院の実務としてはそれほどかわりありません。
その点ではとても助かっています。

 

現在主流のコロナウイルスはBA.5というもので、
この夏の第7波は東京では98%がこの変異株でした。
それが10月に入り95%程度とにわずかに減少しています。

それと入れ代わるように各国で増えているのが、
いずれもオミクロン株の1種でさらに変異が加わっている、
「BQ.1」と「BQ.1.1」「XBB」です。

アメリカではすでにBA.5は約半分に減少し、
「BQ.1」が14%、「BQ.1.1」が13.1%、「BA.4.6」が9.6%、
「BA.5」から派生した「BF.7」が7.5%などとなっているそうです。

 

現在わが国でコロナの感染者増加しているのは、
BA.5が完全には消えなかったところに規制緩和などで、
再燃している状態だと考えられています。

今後「BQ.1」系統が入り込んでくると、
BA.5よりも免疫を回避しやすいとされ、
この冬に流行する可能性があるとのことです。

そのままシームレスに
BQ.1主体の第8波に移行してくかもしれませんね。

現在の2価ワクチンがどの程度の効果かは分かりませんが、
BQ.1も同じオミクロン株のワクチンとのことで、
ワクチン接種は引き続きしておいた方が良いとのことです。

 

また先日、
発熱外来に来られた大学生の患者様で、
インフルエンザA型が検出された方がおられました。

当院では今シーズン第1号のインフルエンザの患者様です。
まだまだコロナが主流の発熱外来ですが、
今後はインフルエンザも睨んでいかなければなりません。

症状でコロナとインフルエンザを区別するのは難しいと思います。
当院では両者を同時に調べる抗原キットもの扱いもあり、
今後はこのキットを使う機会が多くなると思われます。

 

皆様も発熱の際には
なるべく早く検査にお越しになってください。

 

それと可能であれば、
インフルエンザとコロナのワクチン接種も
受けていただく方がいいと思います。

インフルエンザとコロナのワクチンは、
投与間隔に制限はなく同時接種も可能です。

ただ副作用で倦怠感や高熱が出たりすることもあり、
できれば1週間から2週間くらいは開けたほうが、
個人的にはいいかなと思っております。

ご予約は電話で受け付けております。
よろしくお願いいたします。

 

吉岡医院  吉岡幹博