京都市上京区の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科・一般内科・小児科 吉岡医院

医療法人博侑会 吉岡医院 京都市上京区
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最近の当院のコロナ診断について

2022年5月17日

5月も中盤となり、
初夏の爽やかな季節となりました。

日も少し長くなり、
こんな季節がずっと続けばいいのにと思う
今日この頃です。

皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

 

さてゴールデンウイークも終わりました。
コロナ感染が急増するのではと懸念されていましたが
今のところそれほど大きな変化はありませんね。

当院でのコロナに対する検査は、
これまではPCR検査がメインでしたが、
最近は抗原検査をメインにしております。

これまでは抗原検査キットが品薄で、
その場で診断がついた方が良い高齢者や
基礎疾患のある方に限って行ってきました。

それがこの4月頃からは検査キットが充足し、
ほぼ全員の方に使用しても差し支えなくなりました。
ということで簡便な抗原検査がメインとなりました。

約10分ほどで結果がわかります。
インフルエンザの診断と同じ感じです。

その場で診断がつくと、
内服薬の処方や保健所への届け出などが、
その場で完結するメリットがあります。

 

しかしながらその抗原検査で陰性だった方には、
改めてPCR検査を受けてもらっています。

PCR検査は抗原検査より精度が高いので望まれますが、
外注検査ではその場で結果がわからないので、
解熱剤などを出して翌朝に電話で結果をお伝えしています。

PCRは抗原検査より精度が高いので、
当院の記録では抗原検査陰性でPCRを追加で行った、
大体5人に1人くらいでPCR陽性となります。

抗原検査では検出されずPCRで感染が判明する方が、
やはり一定の割合でいるということです。

その点でよほど可能性の低い場合は別として、
抗原検査陰性でもコロナ感染を完全には否定できません。
やはりPCRを追加しておいた方が確実ですね。

 

さらに言いますと、
PCR検査も100%の診断制度ではありません。

それなので、例えば家族内で感染が広がった場合、
PCRで陰性になった方にも症状がある場合には
保健所と相談し「みなし陽性」とすることもあります。

中には判断に困る症例もありますが、
常識的な対応を心がけております。

 

私もそうかもしれませんが、
最近ではコロナに関する恐怖心が
少し薄れてい来ているのではないかと思います。

ただかかってしまうと、
自宅療養となり仕事ができなくなり、
家族の方も濃厚接触者となるため
外出が制限されてしまいます。

大半の方が軽症で済むのはありがたいですが、
中には後遺症などに悩まされる方もおられたり、
高齢者の同居者に感染させて入院となるケースもあります。

皆様も今一度感染にはお気を付けください。

 

当院も感染対策をしっかり講じたうえで、
発熱外来での診療を行て参ります。

皆様が発熱やのどの痛みが出現した際には、
当院までご相談ください。

 

 

吉岡医院  吉岡幹博