京都市上京区の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科・一般内科・小児科 吉岡医院

医療法人博侑会 吉岡医院 京都市上京区
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久しぶりにガラケー(ガラホ)購入しました

2022年4月17日

天気のいい日曜日の午後、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

コロナ感染も収まることなく、
連日発熱外来にはたくさんの方から
問い合わせがあります。

ワクチン3回接種済みでも、
かかっておられる方はおられます。
皆様もお気を付けください。

 

 

今回は医院の電話のお話です。
医学的な話ではないので何のためにもなりませんので、
お時間に余裕のある方のみ良かったらお読みください。

 

当院には毎日たくさんの電話がかかってきます。

受診の依頼、検査の相談、ワクチンの予約…。
もちろんそれだけではないのですが、
コロナの時代になってから明らかに増えています。

当院はビジネスホンを使用し2回線同時に受けられますが、
診療時間中は常にふさがっているような状態になります。
せっかくかけてくださっても話中になっているときも
多いのではないかと思います。

そう意味ではご迷惑をおかけしております。
回線を増やせばいいと言われるかもしれませんが、
そうなると受付がコールセンターになってしまいます。

この様な事情もあり、
逆に医院から外に電話をするときに、
回線が塞がっていて電話ができないことも出てきました。

そこで医院用に2台携帯電話を契約することにしました。

今の時代はスマホで電話するのが通常ですが、
電話専用なのでスマホでなくてもよく、
電池の持ちがいいことよりガラケーにすることにしました。

もともと私は仕事用にガラケーをもっていますが、
3G回線が近い将来に使用できなくなることもあり、
そちらは4G回線用のガラケーに買い替えることにしました。

因みに、現在はガラケーはもう製造販売はされていません。
今販売されているガラケーは「ガラホ」または、
「進化系ケータイ」というそうです。

進化形ケータイは、
従来型ケータイとスマホの良いところを合体した携帯電話です。
使い勝手は従来型ケータイに近く、機能はスマホに近い端末です。

進化形ケータイの呼び名は通信事業者によって異なり、
KDDI(au)は、ガラケー+スマホを略して「ガラホ」、
NTTドコモは「spモードケータイ」、
ソフトバンクは「進化したガラケー」などと呼んでるそうです。

 

昭和生まれ、昭和から平成育ちの私としては、
ガラケーはなんといっても愛着のある機械です。
片手で簡単に操作できるのも魅力的です。

当院の若い事務の職員には、
「ガラケーでも使えるか」と確認をとりました。
スマホ世代にとっては骨董品扱いかと思いましたが、
大丈夫とのことでした。(一応気を遣っています)

 

新規契約のためにショップに行ったところ、
ガラホはほとんど選ぶ種類もなく、
今店にあるのはいわゆる「らくらくホン」のみと
言われてしまいました。

もうそのぐらいの世代の人にしか、
ガラホは必要とされていないのでしょうか。
少々悲しい気持ちになりました。

ショップでも希望の機種がいつ入荷するかわからない、
また法人契約はものすごく時間がかかると言われ、
簡単に契約できると思っていたのに
あえなく出直す羽目になりました。

 

確かにインターネットでも、
ガラホはあまり売れていませんでした。

それでも何とか、
Amazon、楽天、メルカリを渡り歩き、
新品のガラホ3台を入手しました。

そして昨日、
ショップで2時間くらいかかり
めでたく契約することができました。

 

 

久しぶりに買い替えた携帯は、
画面も大きくきれいになって、
何かとてもわくわくしました。

今のスマホになってからというもの、
アンドロイドかiphoneかを選ぶくらいで、
買い替えてもそれほどわくわくしないものでした。

なにせどれも似たりよったいの形、
使い勝手、また機能もほぼ同じです。

その点何故かガラケーはわくわくするのです。

一つは片手で扱える大きさ、
またパカッと開けて使う動作や、
スマホにはない物理キーにあるのかもしれません。

ただ、それだけでなないような気もします。

 

ガラケーにはガラケーの時代の思い出が
何となく詰まっています。

ガラケーはそれこそバラエティーに富んでいて、
いろんな形、機能、色の製品が次々に発売され、
とても選び甲斐がありました。

昭和生まれの方は、
携帯の進化をずっと見てこられたと思いますが、
何か思い出に残っている携帯はありますでしょうか。

 

私が一番お気に入りだったのが、
ガラケーとしては最後の方に持っていた
カシオのエクシリムケータイです。

J-phoneのケータイに初めてカメラが付いたときは、
写真と呼べる代物ではなく単なる遊びでしたが、
それも徐々に性能が向上しました。

そしてケータイでそこそこ
写真として残しておけるレベルまで到達した頃に
このエクシリムケータイが発売されました。

すごいのはその形です。

ケータイというよりはデジカメの形で、
シャッターの位置も側面にありました。

折りたたむときにディスプレイが反転でき、
まさにデジカメで写真を撮るのと同じ横向きで、
写真を撮ることができました。

こちらです↓

EXILIMケータイ  W53CA  by CASIO

2007年のモデルです。
もう15年も前のことで、当時はAUユーザーでした。
いまは奥さんの引力に負けてドコモユーザーです。

 

ケータイの電話以外の機能が電話を凌駕した、
そんな気さえしました。

今やスマホで高画質の写真や動画もとる時代、
コンパクトデジタルカメラは淘汰されつつあります。

初期のケータイが着メロをはじめとして進化し、
やがてミュージックプレーヤーとして音楽を聴く道具となり、
カメラとなり動画もとれるようになり、
すべてはガラケーの時代の産物です。

日本独自で進化したためガラケーと揶揄されていましたが、
そこには間違いなく当時のさまざまな技術がつぎこまれ、
私たちはそこに夢や形を追い求めていたのだと思います。

 

2時間がかりでやっと携帯を受け取って嬉しくなり、
思わずショップで担当してくれた若い員のお兄さんに、
「ガラケーってテンション上がるよね!」といいました。

そうすると少しうなずいて、
「何となくわかります。スマホはどれも同じですもんね。」
といわれました。

まさにその通り!と思っていたら、
「高校の時分には机の下に携帯隠して、
友達とメールしたりしてましたよね!」と
わたしに懐かしそうに言いました。

「いやいや私の高校の時には、携帯など影も形もなかったよ。
ケータイ持ったのは社会人になってからですよ。」
といい笑いました。

共感することはできませんが、
何となくわかります。

思い出は人それぞれです。

 

明日からもこのガラケーと共に、
テンション上げて頑張りたいです。

 

吉岡医院 吉岡幹博