2022年4月7日
春らしい穏やかな季節になりました。
週末はあいにくの天気でしたが、
皆様はお花見はされましたでしょうか。
毎年この季節は日本に生まれてよかった~と
個人的には思ったりします。
満開の桜を見ていると、
何となく心が幸せな気分で満たされます。
しかしながら、
ここ数年は昔みたいに騒ぐことはできなくなりました。
2年前のまさに今日は、
第1回目の緊急事態宣言が発出された日でした。
花見どころではありません、
学校も休みになり家から出られなくなりました。
昨年も4月初旬から第4波の入り口となり、
4月末から5月にかけて緊急事態宣言が発出されました。
暖かくなりGWをむかえると人流が増えるのでしょう。
そして今年も・・・。
1月から始まった第6波は、
2月初旬にピークをこえるも全く終息せず、
2か月経過した今も感染者を多く出しています。
そして昨日のニュースによると、
全国の新規感染者数はすべての年代で増加に転じ、
特に10代から20代での増加が顕著だということです。
このままBA.2を主体とした第7波に
突入していく気配が高まってきました。
花見や歓迎会などで夜間繁華街の人出が増えることや、
新学期が始まり学校での子どもの接触機会が増えることで
感染が急激に広がる可能性があります。
専門家会議では、
▽ワクチンの追加接種をさらに進めることや
▽外出の際には混雑した場所や換気が悪い場所を避けること
▽不織布マスクの正しい着用、消毒や換気、密を避ける
といったことを徹底するよう改めて呼びかけていました。
とはいうものの、
ワクチン接種も進んでいますが、
最近の感染者の中にはすでに3回目を打った人も、
多くみられているのも事実です。
オミクロンになってからはワクチンの効果が
以前ほど感じられなくなったと思います。
ワクチン接種を進めるだけで本当にいいのか、
ちょっと疑問に思うところもあります。
やはり個人個人が感染しない様に気を付ける
それしかないような気がします。
これまでは軽症者が多いので助かっていましたが、
BA.2の病原性がどうなるのかわかりません。
大きな波にならないよう願っております。
さて当院でも
連日発熱外来に患者様を受け入れていますが、
院内でのさらなる感染対策を強化しています。
待合や発熱外来、内視鏡検査室、点滴室に、
新たな空気清浄機を設置しました。
最近よく見かけるようになった、
Airdogという空気清浄機です。
驚くのはその性能です。
これまでの空気清浄機と違い、
ウイルスまで除去することができます。
一般的なHEPAフィルターより20分の1細かい、
0.0146マイクロメートルまで吸着可能だそうです。
それにより一般のウィルスは99.8%、
また細菌、PM2.5、ホルムアルデヒド、揮発性有機化合物を
99.9%除去できるそうです。
それに加えX8Proは30分で139畳、X5sでも30分で約42畳の
部屋をキレイにする大容量の空気清浄能力を持っているそうで、
家庭用とは異なり広い空間にも十分に対応可能です。
すでに多くの医療機関や背施設に導入されています。
https://airdogjapan.com/case.html
またこの装置が優れているところは、
視覚的に空気の汚染状態を知らせてくれるところです。
このように空気の汚染状況が、
数値化されてあらわされるとともに、
光の色で直感的にわかります。
当院の受付や待合は比較的広いので、
今のところ余裕をもって空気はキレイな状況です。
皆様も受診の際に見てみてくださいね。
また先日婦人科が開業した3階には、
改装工事の際に最新の換気設備を入れています。
天井の中に換気装置を埋設しています。
見えないところですが工事中に撮りました。
これはダイキンのベンティエールという商品です。
https://www.daikinaircon.com/va/kinou1/index.html
ちょうど婦人科の改装を行っているときに、
販売されて間もないのこの商品を知りました。
そしてあまり迷うこ導入を決めました。
感染対策で重要な対策の一つとして換気があげられますが、
ただ窓を開けて換気しようとしても不十分であったり、
夏や冬は外気が外から入り空調を損ないます。
そこで換気をしながら熱交換を行うことにより、
快適な空調と省エネルギーを実現するものだそうです。
やはりこの商品もオフィスや飲食店、
そして医療機関でも取り入れられています。
まさにコロナ時代のための商品です。
このような取り組みをしながら、
当院は積極的に発熱外来で診療を行いながら、
一方で安全で安心な医療環境を整えています。
目で見える対策も目には見えない対策もありますが、
感染対策にやりすぎることはあまりありません。
これからもできるところから
より快適に安心して受診していただける環境を
整えていきたいと思っております。
吉岡医院 吉岡幹博