2022年2月27日
2月も明日で終了です。
2月は28日しかありませんので、
あっという間に終わってしまいますね。
1月から爆発的に増えてきた
オミクロン株のコロナ感染症ですが、
2月中旬からようやくピークを越えつつあります。
おかげさまで発熱外来も少し余裕が出てきました。
一時期はどうなることかと思いましたが、
何とか乗り切った感じです。
これからBA2というオミクロンの亜種が、
BA1に代わり主流となる見込みですので、
デルタ株のようにすんなり減少するかは不明です。
3回目のワクチンが、
どれくらい効果があるのかも
気になるところですね。
皆様ももうしばらくは用心なさってください。
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さて、
コロナの影響もあり、
この2年間は会社の健診がとりやめになったり、
市民向けの特定健診などが中止になっています。
それにより本来健診で見つかるはずの病気が、
見つからずに放置されている可能性があります。
昨年末に朝日新聞デジタルで、
以下の記事を目にしました。
『コロナで受診控え影響か、がんの診断9.2%減少 死亡率の増加懸念』
各種のがん検診で、
毎年一定数の割合でがんの方が見つかりますが、
受診者が減少すると本来見つかっていたはずの癌が、
気付かずに放置されることに繋がります。
健診は本来無症状の方に行いますので、
健診を受けないで発見されなかった方は、
症状が出てから医療機関を受診していると思います。
そこで検査をしてがんの診断を受けるときには、
もう進行がんとなっていることも考えられます。
健康で働き盛りの若い方々には、
たかが健診と1年や2年くらい飛ばしても大丈夫と
思われれている方も多いと思います。
しかし40歳をこえると、
癌は全くの他人事ではなくなります。
最近でも当院で40代の方の大腸がんの方があり、
やはり若い方は仕事や家庭で忙しく、
健康のことが後回しになっている傾向があります。
コロナ禍ですが、
医療機関でも感染対策をしっかり行っているところは、
健診や検査を通常通り行っています。
当院も初期のころから感染対策を行い、
これまでも通常通り、健診や内視鏡検査を行ってきました。
幸い現時点で、
院内で発生したと考えられる、
コロナ感染は起こっていません。
皆様も健診を受けられていなかったり、
健診で指摘された項目を放置していたりしませんか。
また気になる症状も、
何となく調べずに先延ばししていませんか。
特にがんは早期発見がとても大切です。
大腸がんなどは早期で見つかると、
まず完治する予後の良いがんですので、
気になる症状があれば必ず検査を受けてください。
吉岡医院 吉岡幹博