2022年1月27日
コロナの感染拡大が止まりません。
皆様の周りでも感染された方や、
濃厚接触の方もおられるかもしれません。
もう誰が感染者になっても
おかしくないレベルだと思います。
皆様も十分にご注意なさってください。
これまでと違い、
感染源がお子様になるケースが
極めて多くなっております。
保育園や小学校でクラスターが発生し、
それで感染したお子さんが、
家庭内で両親、兄弟にうつしてしまうのです。
一緒に暮らしている家族の誰かが感染すると、
その家族は基本的には濃厚接触者となります。
そうなると、全員学校や仕事に行けなくなります。
オミクロン株の感染力はすさまじく、
ワクチン2回打っていることなど関係なく、
同居されている方は感染している状況です。
当院の発熱外来の患者様も日に日に多くなり、
既に当院の診療能力を超えることもあります。
発熱外来の運用には手間と時間がかかるため、
診療までに時間がかかることもあります。
皆様には体調悪い中申し訳なく思っております。
今回は当院の発熱外来の現状と、
患者様へのご利用方法について、
簡単にご紹介させていただきます。
まず発熱や風邪症状で
当院の発熱外来をご利用されたいときは、
まずはお電話をしていただきます。
お電話ではいつからどの様な症状があるか、
外出歴や接触歴を含めた周辺の感染状況、
住所、電話番号などをお聞きします。
そのうえで来院時刻をお伝えいたします。
当院には2か所発熱外来の待機室があり、
原則は順番にそこに入っていただきます。
またお車で来られた方は車で診療することもあります。
お伝えした時間に来院いただき、
医院の中には入らずに入り口の外から
電話で来院を伝えていただきます。
電話を受けた事務のものから
看護師に来院された連絡がいきます。
看護師が待合室に案内し保険証をお預かりします。
体温、酸素飽和度などを測定し、
PCRの希望があるかどうかお聞きします。
医師はできるだけ会話を伴う接触を避けるため、
診察室から患者様の携帯電話で問診を行います。
その際にPCRの必要性の有無や、
他の病気の可能性などを考慮し
発熱外来で診療を行います。
PCRをされる方は看護師よりキットを受け取り、
唾液の採取を行います。
10分ほどして看護師が検体を回収します。
患者様の支払いや処方箋の受け渡しも
看護師が患者様と受付の間を往復しておこないます。
これで診療診療終了です。
患者様が退室されると直ちに看護師が
待機室のアルコール消毒を行い、
次の患者様の受け入れが可能となります。
オミクロン株になってからは、
従来のものとは比べ物にならないくらい、
感染力が上がっています。
1月は当院でので検査での陽性率は、
50%近くになっています。
デルタ株の流行した8月で30%程度でしたので、
単純比較はできませんが、
1.5倍くらいの感染力だと思います。
さらに最近言われているのが、
オミクロン株亜種が確認されたということです。
従来が「BA.1」というタイプで、
亜種は「BA.2」というタイプだそうです。
「BA.2」は「BA.1」の感染力が2倍ともいわれ、
「BA.1」が減ると同時に今度は「BA.2」に
置き換わるのではないかといわれています。
実際ヨーロッパでは「BA.2」に置き換わりつつあり、
減少しかけた感染者数がまた増加に転じているそうです。
皆さんもこれまで以上に
感染対策なさって下さい。
確かに軽症の方がほとんどですが、
社会的な活動の制限や、
家族や周囲の方への影響もありますので。
吉岡医院 吉岡幹博