2021年12月17日
早いもので
今年もあと2週間となりました。
この時期になると毎年、
年賀状作成が気になります。
コロナ禍における昨今は、
感染や環境に配慮するという名目で、
年賀状を辞退する病院や企業が増えてきました。
いいのか悪いのかわかりませんが、
いろいろなことがコロナの時代とともに
変わっていきますね。
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さて、
1月より小児科の診療に
少し変更があります。
木曜日の午前診の担当が、
現在の吉岡壽々子から、
新しく来られる松本先生に変わります。
これにより、
月曜日午前診 堀先生
水曜日午前診 八田先生
水曜日夜診 京大小児科先生(交代)
木曜日午前診 松本先生
となります。
上記以外の時間帯は
これまで通り吉岡壽々子が担当します。
引き続きよろしくお願いいたします。
また話は変わりますが、
コロナワクチン3回目接種について
簡単にご連絡いたします。
2回目接種より原則8か月経過したら、
接種可能となります。
日が近づくと自治体から接種券が送られます。
私は5月中旬に2回目を打ちましたので、
来年1月中旬に接種可能となります。
因みに接種券はもう届いております。
当院は1月中旬からの職員接種に向けて、
準備を始めたところです。
3回目の接種には、ファイザーとモデルナ、
両方のワクチンが使用されます。
ファイザーのワクチン数が、
前回1,2回目をファイザーで打った数より少ないので、
必然的に1,2回目はファイザー、3回目はモデルナ
という方が出てきます。
医療機関としても、
ファイザーとモデルナを両方扱うのは
準備が全く異なるため間違いのリスクがあります。
当院は京都市に対して、
ファイザーとモデルナの同時納品は
行わな方向で申請しています。
それなので当院ではファイザーとモデルナ、
希望によって使い分けることはできません。
その時に入荷するワクチンでの接種となります。
これから始まるコロナワクチン接種ですが、
医療機関にとっては、
実はとても多くの不安要素があります。
ファイザーとモデルナ2種類のワクチンが使用されること、
この2種類は冷凍、冷蔵と保存方法をはじめ、
接種量、1バイアルからとれる人数も全く異なります。
また3回目の方に混じって1回目の方が入ること、
1回目の方は3週間後に2回目を予定しなければなりません。
今回から小児が加わりますので
ワクチンの投与量も大人とは異なります。
いろいろな意味で
かなり複雑なオペレーションを強いられると思います。
予約をとるもの複雑です。
例えば1バイアルで予約をとった場合、
大人何人分、子供何人分が取れれるのか、
まるで鶴亀算のような計算が必要ですね。
それとご迷惑をおかけしている
インフルエンザワクチンについてです。
今年は開始前から
前年の7割程度の供給しかないと
言われておりました。
そして入荷するタイミングも、
製造が遅れていて
少しずつしか入らないとのことでした。
ところが実際のところ、
開始されてからもワクチンは潤沢に供給されず、
ずっと品薄の状態です。
先日製薬卸さんから、
その後の製造自体もうまくいっておらず、
見込みの分よりさらに少なくなるといわれました。
もう今年も終わりですが、
入ってくる気配がありません。
待っていただいている方には申し訳ありませんが、
今シーズンは終わってしまう可能性があります。
国や製造業者はこの件について、
一般向けに情報発信をしていないと思います。
皆様も困りますし、医療機関も困ります。
ジェネリック医薬品の不足もそうですが、
関係各所がきちんとした対応をとっていません。
どこか現場任せのところがあると思います。
因みにインフルエンザの感染報告は、
昨年同様にほとんどありません。
例年1月頃から流行が始まりますのでわかりませんが、
今年も去年同様の結果になるかもしれません。
今年もいろいろありました。
コロナに関しては2年が経過しましたが、
まだまだコントロールできるところまでは来ていません。
来年はどんな1年になるのでしょうか。
ワクチンに加え治療薬ができて、
コロナがインフルエンザのような扱いになれば、
もう少し希望が持てるのではないでしょうか。
吉岡医院 吉岡幹博