2021年10月7日
さて勝負の10月になりました。
今年も残すところあと3か月、
10月は年末までをどう過ごしていくか
少し先まで考えなくてはなりません。
10月15日からは
インフルエンザワクチンの接種も始まります。
風邪の患者さんも増えると思いますので、
医院が混雑しない様に
注意して診療にあたりたいと思います。
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タイトルにもありますように、
このところ一部のジェネリック医薬品が
品薄となっております。
「日医工」や「小林化工」など複数のメーカーで、
国が承認しない工程で製造していたなどの問題が見つかり、
幅広い種類で供給停止や出荷調整が続いています。
小林化工、日医工の出荷停止は、
ジェネリック医薬品全体の安定供給に影響をもたらし、
市場全体で供給不足となっています。
そのため普段多くの方が内服しているお薬が、
入手できなくなってきました。
当院は院外処方なので、
ほとんどのお薬は隣の門前薬局で処方されますが、
そちらからも品切れの報告を受けております。
当院の門前薬局の調剤薬局ウィズさんによると、
現在在庫切れ、または品薄いなっているお薬は、
以下のものです。
【先発・後発ともに品切れ】
・フォイパン(カモスタットメシル酸塩)
・セレキノン(トリメブチンマレイン酸塩)
・チャンピックス
・エクセラーゼ配合錠
・タフマックE配合カプセル
・リバロOD錠
【先発品薄・後発品切れ】
・アイミクスHD
【先発あり・後発品切れ】
・アルファカルシドール
・エディロールエディロール
・プランルカスト
・ドンペリドン錠
・イルソグランジマレイン酸塩錠
・ロラタジン錠
・セチリジン塩酸塩DS
皆様のお薬はどうでしたでしょうか。
実はこれは氷山の一角です。
当院は消化器がメインですので、
消化器系のお薬が多くなっておりますが、
循環器系のお薬も品薄となっています。
消化器の薬と循環器の薬では、
重みが違ってきます。
心臓血管系の薬は命に直結するからです。
当院でもよく使うお薬が品薄となり、
処方を別のお薬に変えて
何とか凌ぐことも出てきました。
この騒動、
今のところいつまで続くかもわかっていません。
早く元通りの
安定した薬品供給をお願いしたいところです。
吉岡医院 吉岡幹博