2020年7月27日
「唾液を用いたコロナウイルス PCR 検査」ご希望の方はこちらをご覧ください
なかなか明けない梅雨と、
拡大する一方のコロナウイルス感染症で、
精神的に参ってしまいそうです。
天気はどうしようありませんが、
コロナ対策はしっかりやってもらいたいです。
ただ政府や行政はもう何もやらないと思います。
口では警戒を呼び掛けていますが、
第1波の時と違い何も対策していません。
あとは自己防衛をできる限りするしかありません。
残念ながら当面の間は、
経済優先で事が進んでいくように思われます。
皆様もどうぞお気を付けください。
私もできる限り感染のリスクを避け、
皆様のご迷惑にならない様に、
注意深く診療にあたる所存です。
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さて、実は皆様ご存知かどうか、
京都府では医師会との契約で、
唾液によるPCR検査が始まっています。
手上げ制ですが、
京都府下の開業医も含めた医療機関が
参加することができます。
今月20日よりスタートしています。
140の医療機関が参加の意思を示したとのことですが、
実は当院もひそかに手を挙げています。
しかしいったいどれだけの医療機関で、
唾液によるPCR検査が
スタートできているのかわかりません。
実際一般の方には、
話題にもなっていませんよね。
というのも、
行政があまりにも拙速に始めた結果、
検査会社の作業が追い付いていないのです。
PCR検査ができる検査機関は、
大手4社が決まっていますが、
私のクリニックでは新たに契約をしなくてはなりません。
また、実際のところ、
唾液を入れるスピッツや梱包する容器、
どれもが間に合っていません。
検査会社も急な展開で、
スピッツや梱包容器の納品が
遅れているとのことです。
一応毒性の高いウイルス感染症の検査ですので、
手順が事細かに決められています。
しかし、防護具の配布も無し、
スピッツや梱包容器も足りていないとなれば、
一般の診療所では危険が多すぎてできません。
ということで、
当院も実際のところ開始のめどは立っていません。
手順通りにできない検査など大変危険で、
院内感染が起きても不思議ではないからです。
行政のやることは、
どうしてここまで拙速なのでしょうか?
当院も安全性を確保したうえで、
できるだけ早く皆様にPCR検査を受けていただけるよう、
設備を整えたいと思っております。
またこのブログや新着情報で、
ご報告いたします。
吉岡医院 吉岡幹博