2020年7月17日
梅雨のすっきりしない天気が続き、
蒸し暑いのか涼しいのかはっきりしないこの頃ですが、
皆様お変わりありませんでしょうか。
コロナウイルス感染症も、
東京を中心にじわじわと全国に
拡がり始めています。
政府の打ち出す利権ありきの政策、
「Go Toトラベル事業」が、
また世間の混乱を招いています。
調べてみるとGo To キャンペーン事業は、
2020年7月現在、
以下の4つに分かれているそうです。
・Go To Travel キャンペーン
・Go To Eat キャンペーン
・Go To Event キャンペーン
・Go To 商店街 キャンペーン
皆様はご存知でしたでしょうか。
変なネーミングですね。
4つ目の商店街だけ漢字というまとまりの悪さ。
このうちのGo To Travel キャンペーンが、
７月22日から始まるそうですが、
やはりタイミングは良くないような気がしませんか。
政府に反発する東京都だけ、
見せしめのように除外するのでは、
意味ないと思いませんか。
大阪も京都も福岡も、
大都市は徐々に感染が拡大しています。
キャンペーンを中止、延期にするなら、
日本全体で行わないと。
なぜできないのでしょうか？
旅行はしてもいいと思いますが、
同じ県内、あるいは近隣の県に
とどめる方が絶対に安全です。
一部の方がおっしゃっているように、
「Go To Hospitalキャンペーン」になっては
観光業も逆に悪影響ではないでしょうか。
京都市長は日本でも極めて数の少ない
キャンペーンを歓迎している一人と思われますが、
対策も示さないでよくもまあ言えますね。
京都市も連日10人前後の感染者が出ているのに、
詳細は一切報告されてきません。
それに関する記者会見もなく黙っています。
当院をはじめ各医療機関は、
一時期ゼロが続いていた感染者が、
再び増加に転じたことに、
少なからずプレッシャーを感じています。
いつ自分の目の前に
コロナの感染者が来ていても
おかしくないのです。
もう、あの4月から5月の、
感染者が増加し検査も手術もできなくなった、
あんな時期を経験したくないのです。
政府をはじめ行政機関には、
国民並びに医療従事者を守る、
正しい判断をしてほしいと思っています。
それと京都が今後東京のように、
コロナウイルス感染症の流行地に
ならないことを願っています。
●
さて本題ですが、
皆様も利用されているかもしれませんが、
特定健診について報告です。
毎年特定健診の実施には、
個々に医療機関で実施する「個別健診」と
小学校などで行う「集団検診」があります。
今年は新型コロナウイルスの影響で、
8月までの集団検診が中止になっていましたが、
先日医師会より、
今年全ての集団検診が中止になったと
連絡がありました。
乳がん検診など他の検診では
集団検診が実施されているものもありますが、
特定健診の小学校や中学校などで実施されるため、
生徒さんの安全等も考慮したそうです。
ということで、
今年度はすべて「個別健診」ということに
なりますので皆様ご留意ください。
当院でも自粛が解かれた6月より、
個別の特定健診を実施ておりますので、
ご希望の方は事前にご連絡の上お越しください。
こういう時こそ健診は大切です。
面倒と思われるかもしれませんが、
ご自身のために必ずお受けになってください。
よろしくお願いいたします。
吉岡医院 吉岡幹博