2020年6月17日
蒸し暑い日が続いておりますが、
皆様お変わりありませんでしょうか。
梅雨に入り毎日ぐずついた天気ですが、
コロナウイルスにはどのように働くのでしょうか。
もともとコロナウイルスは風邪のウイルスで、
冬場の乾燥した時期に流行することを考えると、
今はいわば真逆の環境です。
感染対策が功を奏しているのか、
そんなこと一切関係なく自然の経過を見ているのか、
まだまだ分からないことが多いですね。
ただそれも含めていえることですが、
京都はこの1か月くらい、
ほとんど感染者が出ていません。
無症候性の感染者もおられるのは事実ですが、
それでもある一定の割合で、
発症する方が出てくると思います。
京都のみならず大阪、兵庫などの
かつての流行地でも出ていないことから、
本当に感染者はいないのだと思います。
今感染のメインは東京を中心とした首都圏と、
福岡、北海道ですね。
東海地方では散見されますが、
クラスターという程は出ていません。
県をまたぐ往来を自粛するというのは、
思った以上に有効なことかもしれませんね。
●
さて当院も5月末の非常事態宣言解除をうけ、
今月から内視鏡検査を通常通り
再開したところです。
今月検査を行った方の中に、
大腸がんの方が数名おられました。
検査数の少ない当院では
偶然重なった可能性が高いのですが、
全国的に見てどうなんでしょうか?
日々何千と行われている検査が、
一定期間行われなければ、
その間見つかるはずの病気が見つかりません。
自粛が解除され検査が行われるようになっても、
その時にタイミングよく受けられなければ、
つい放置してしまうこともあるかもしれません。
そしてその後また流行が来ると、
検査が中止または制限され、
受けれなくなることも考えられます。
今京都は比較的落ち着いています。
昨日は3名の感染者が出ておりますので、
決して安心はできませんが。
症状ある方、定期検査が必要な方も含め、
できるだけ早めにお受けになっていただいた方が
いいのではないかと最近思います。
また4月のような感染爆発の危険が迫ると、
医療機関としても検査を制限しながら、
院内感染のリスクを少しでも下げなければなりません。
この感染が増えたり減ったりの傾向は、
これから1~2年程度続くのではないでしょうか。
現時点でも第2波、第3波が懸念させています。
受けたいと時、受けなければならない時に、
必要な検査が受けられないのは
精神的にも大きな負担になると思われます。
その様な意味でも、
感染が落ち着いている今必要な方は
検査を受けられる方がいいと思われます。
当院でも毎日検査は行っておりますので、
ご希望の方はお早めにご相談ください。
それでは皆様暑い毎日ですが、
熱中症にもコロナにも十分気を付けながら、
お元気にお過ごしください。
吉岡医院 吉岡幹博