京都市上京区の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科・一般内科・小児科 吉岡医院

医療法人博侑会 吉岡医院 京都市上京区
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超音波画像診断装置(エコー)を買い替えました

2019年10月7日

秋らしい清々しい天気が続いています。
早くも10月になりました。
今年も残り3か月ですね。

 

今月中旬からは
インフルエンザの予防接種が始まり、
年末までは何かと忙しくなる時期です。

 

まだ10月初めですが、
インフルエンザはこの時期にすでに、
流行しかけているとの情報もあります。

 

予防接種も例年より早めの対応が
必要かもしれません。

 

インフルエンザワクチンの
予防接種のご案内は本日、
「新着情報」の方でお伝えしています。

 

予約も本日から受け付けておりますので、
ご希望の方はご連絡ください。

 

私も体調管理に気を付けながら、
これから訪れる風邪のシーズンを、
乗り越えてゆきたいと思っております。

 

 

 

 

さて今回は、
当院の超音波検査機(エコーの機械)を
買い替えたましたのでご報告します。

 

もともとは開業した9年前に、
開業前に勤めていた病院で使っていた、
東芝製のエクサリオという機種を購入しました。

 

とにかく総合病院でもよく使われている、
とても定評のある機種だったので、
画質もよく操作性もよく長年愛用してきました。

 

 

 

 

これが先日まで使用していたエコーです。
診察室にありよく使っていたので、
見覚えがある方もおられるかと存じます。

 

私の診察室が青色を基調としているのも、
もとはといえばこのエコーの色合いが、
淡いブルーだったからということがあります。

 

それぐらい診察室の中では、
大きく存在感のあるエコーでした。

 

ただ使用して9年になりますが、
何となく以前よりも見えにくくなっているような
気がしておりました。

 

聞いてみると、
エコーも超音波を出す部分が、
振動で劣化するとのことです。

 

まだまだ現役でも使用できるものですが、
この9年間の技術革新を信じ、
新たに購入することとしました。

 

いくつかのメーカーから
機械を持ってきてもらい、
デモをしていただきました。

 

しかしいくら技術革新があっても、
もともとがいい超音波装置だったので、
あまり差を感じません。

 

その中で
明らかに差を感じた機種がありました。
キャノン製のアプリオという機械です。

 

キャノンは2016年に、
東芝の会計不祥事に伴う事業再編の一環で
医療分野を東芝から買収しました。

 

従って、キャノン製のエコーは、
もともとは東芝製のもので、
アプリオはその中で最上位機種になります。

 

主に病院や専門医療機関で使用されていて、
一般のクリニックには少し大きく、
置いているところは少ないと思います。

 

 

先日、
私がたまたまエコーを受けた病院で、
この機種が使用されておられました。

 

検査技師さんに尋ねたところ、
このシリーズはすごくいいですよと
おっしゃっていたのを思い出しました。

 

また、他の病院の
エコーを専門にされている先生からも、
この機種は浅いところから深いところまで、
すごくよく見えますとおっしゃっていました。

 

 

余りにハイスペックなので、
その時には必要と思うこともないものでしたが、
今年の6月にクリニックでも使えるように
実用的な機能のみになったものが発売されました。

 

もちろん今の機種より値段は格段に上がります。
しかし、やはりいい機械を使い、
いい医療をしたいという思いもあり、
購入を決めました。

 

 

 

 

先日9月28日土曜日の午後3時、
いよいよ新しいエコーがやってきました!

 

 

 

 

技術屋さんがエクサリオからアプリオへ、
データを移行しています。
もともと同じ東芝の製品だったので、
スムーズに作業が進みます。

 

因みに、
「この古いエコーはどうなるのですか?」
と聞いたところ、

 

「これはもう、廃棄でしょうか…。」
と言われました。

 

まだ使えるのに、
海外に輸出するとか、
何か使い道は無いのでしょうか。

 

少し機械に対し、
申し訳ない気持ちになりました。

 

 

 

 

 

作業が終わりお別れの時がやってきました。
CTやMRIを置かないクリニックにとっては、
エコーは唯一の汎用画像診断装置です。

 

幾度となく重要な病気を見つけてきました。
まさに私の信頼すべき大切なパートナー、
家族のようなものです。

 

 

 

 

とうとう運び出されました。
そしてトラックの荷台に乗せられて、
どこかへ連れていかれました。

 

「ある晴れた昼下がり」のことでした。

 

 

 

 

 

最終微調整して頂いてます。
前のものより少しはコンパクトになりましたが、
やはりクリニックにはちょっと大きいと思います。

 

 

余談ですが…、

皆様もご記憶にあると思いますが、
この日はラグビーワールドカップ、
「日本」対「アイルランド」が行われた日でした。

 

このキャノンのエンジニアと、
納品した先の医療機器卸の営業担当者は、
二人ともラグビー経験者だったので、

 

そこからはラグビー観戦しながらの
作業となりました。
こんな日に納品して申し訳ありません。

 

ペナルティーゴールを狙うとなれば、
しばし作業を中断しテレビの前に集まり、
ピンチでアナウンサーの声が大きくなれば、
また少し中断してテレビの前に集まりました。

 

きちんと設定できているのでしょうか(笑)

 

というより、私が作業中に、
「狙いますよ!」とか、「ピンチです!」と
声をかけ邪魔していたのですが…。

 

 

 

こうして設置されました。
これからこの機械と共に、
診療を頑張りたいと思います。

 

キャノンの営業の方も、
この新機種をクリニックに導入したのは、
当院が初めてとおっしゃって、
全員で記念撮影をしました。

 

 

とはいえ新し機械ですので、
慣れるまで少し時間がかかりそうです。

 

ボタン操作で手間取ったりしていても、
優しい目で見てください。

 

 

 

吉岡医院  吉岡幹博