2017年11月17日
今朝は寒かったですね。
朝は早めに出勤する私は、
息が白くなっていることに気づきました。
外来でも風邪の患者様が多くなってきました。
この時期マスクをいい加減にして診療していると、
風邪をもらってしまうこともあり注意が必要です。
皆様も人込みの中ではマスクを着用したり、
帰宅後のうがい、手洗いをお願いいたします。
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例年であればこの時期、
インフルエンザの予防接種で
院内は混雑します。
しかし今年は以前にもお伝えしましたように、
全国的にワクチンの製造が遅れており、
インフルエンザの供給が追い付かなくなっています。
当院でも予約の申し込みが多数あり、
順番待ちをしていただいておりますが、
順番待ちの人数が増える一方となりました。
待っていただいても順番が回るかどうか、
というところまで来ましたので、
先日より一時的に予約申し込みも停止しました。
当院としては
せっかくご連絡いただいたのにお断りするのは、
大変心苦しいです。
インフルエンザの予防接種は恒例行事ですので、
数年前の風疹のように突然流行しワクチンが不足したとは、
同じ不足でも次元の違う話です。
従ってしかるべき時期に供給ができないことは、
特に季節的に流行が決まっている疾患については、
あってはならないことでしょう。
今回のワクチン不足の原因は、
A型株の一つがうまく増殖できず製品にできなかったためで、
仕方なく違うA型株に変更したからだそうです。
それによりワクチンの製造そのものに、
遅れが出たとのことです。
しかし、
例えば新型インフルエンザが流行した際には、
未知の株のワクチンが大量に迅速に必要となるなど、
もっと生産能力そのものを高めておかないといけませんね。
化血研問題、熊本での工場の被災なと、
最近はワクチンの不足がしばしばおこります。
現場では日々予約申し込みの電話対応、
入荷予定と予約人数との調整など、
本来であれば必要ない労力を使って対応しています。
受けられる方も病院を探し回る時間的な無駄と、
受けられるかどうかわからない、
精神的な負担がかかります。
厚労省のお偉い方、現場は少し混乱してますよ。
診療報酬を削るばかりが仕事ではありません。
きちんとした対応をお願いいたします。
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さて前置きが長くなりましたが、
今回は内視鏡検査の予約について、
空き状況がホームページ上でわかるようになりましたので、
そのことにつきお知らせいたします。
当院の内視鏡検査は予約制なので、
これまでは診察に来ていただいたり、
あるいは電話での問い合わせで
空き状況をお伝えし予約を受けておりました。
しかし働いておられる方にとっては、
午前中に来院できる日程が限られているため、
連絡いただいても日程が合わないことが多々ありました。
そこで当ホームページに、
【内視鏡空き状況を確認】というボタンを設置し、
そこから空いている日程がわかるようにしました。
これでわざわざ問い合わせて頂かなくても、
ホームページから空き状況が確認でき、
もし日程が合えば電話で予約することができます。
胃カメラは当日朝、
絶食で来ていただければ検査できるのですが、
大腸カメラは前日から準備が必要です。
前日に検査食と下剤が必要ですので、
当日のみ来ていただくわけにいかず、
検査2日前までに一度来院が必要なります。
その様な事前の準備のこともあり、
予約はオンラインでは受け付けておりません。
お手数ですがご予約はお電話でお願いいたします。
このシステムが、
検査をスムーズに受けていただく、
少しの助けになれば幸いです。
では、
12月も迫ってきて、
何かとあわただしい毎日と存じますが、
皆様体調にはくれぐれもご注意ください。