2017年10月7日
10月になりました。
気が付くと今年もあと3か月です。
何となく気忙しいこの頃です。
さて10月より、
内科・外科・肛門内科・外科の診療時間が、
午前診が12時までに変更となりました。
12時から検査や処置に入るためです。
12時以降も院内にはおりますので、
お急ぎの場合は受付にお知らせください。
小児科は今まで通り、
平日は13時迄診療受付を行っております。
大変紛らわしいですがよろしくお願いいたします。
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さて今年も、
インフルエンザの季節になって参りました。
今年のインフルエンザは、
夏ごろから散発的に発生しているようで、
少し季節感がずれていますが、
まだ当院の患者様では出ておりません。
最近は朝と日中の寒暖差が激しく、
通常の風邪や溶連菌感染症の患者様が、
少しずつ増えてきた感じがいたします。
皆様もお気を付け下さいね。
その様な中今年も、
インフルエンザワクチンの予防接種が
始まります。
前回のブログでも触れましたが、
今年はインフルエンザの予防接種が、
全体的に品薄となる見込みです。
薬品の卸さんの中には、
当院で使用する例年の注文分を、
供給してくれないところもあります。
10月6日付の厚労省の報告では、
今年度のワクチンの製造量が2528万本で、
昨年度の使用量2642万本を
下回る見通しだそうです。
例年決まっている恒例行事なのに、
どうしてそのようなことになるのか、
と思われる方も多いと思います。
厚労省の報告によると、
今年も例年通り流行予測をもとに、
製造に使うウイルス株を決めたそうです。
ところがメーカーからの指摘で、
製造効率が悪いことが判明したそうです。
そこで、昨年度と同じ株に変更したため、
製造に遅れが生じているとのことです。
???
意味不明ですね。
流行予測をもとにしたウイルス株でなく、
結局去年と同じ株で、
予防接種をするというのでしょうか?
そんなことで今年の流行に、
キチンと対応できるのでしょうか?
しかも結局製造量も確保できない見込みとは、
ちょっと理解しがたい失策ではないでしょうか。
厚労省はその対策として、
「1回または2回」としている13歳以上の接種を、
原則1回接種とするよう周知するそうです。
そうすることにより、
使用量を8%減の2430万本とすることができ、
昨年と同程度の人数分を確保できるとしています。
しかしあくまでも試算です。
ワクチンが均等に行きわたるとも限りません。
こんな都合よく行くのでしょうか?
しかも製造の遅れからワクチン出荷は出足が鈍く、
予防接種の希望者が多くなる11~12月に、
不足感が出る可能性があるそうです。
厚労省は、
「前倒しで出荷できるよう対策をとりたい」
としているそうですが、
現実には厳しいようです。
京都市の高齢者インフルエンザ予防接種は、
10月16日より開始となります。
http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000109807.html
連休を挟むのでもう1週間後の話ですが、
まだ予防接種は入荷されていません。
また通常なら9月下旬に京都市から送られる、
高齢者の料金自己負担分に関する配布用の書類も、
作業の遅れで12日まで届かないそうです。
厚労省も京都市も、
お役所の仕事はどうしてこんなに、
お粗末なのでしょうか?
16日にスタートするのは決まっています。
詳しい事情は知りえませんが、結果として、
現場にはワクチンも書類もないのです。
このように不透明な状況なのですが、
来週の初めには予防接種の案内を、
ホームページと院内にお出しする予定です。
現時点での予定では、
来週より予約を開始し、ワクチンが入荷されれば、
16日から予防接種をスタートします。
また11月からは昨年同様に、
予防接種のみの時間枠を設け、
できるだけ多くの方にスムーズな接種ができるように、
スケジュールを組んでゆくつもりです。
また御案内しますので、
当ホームページの「新着情報」を
時々覗いてみてください。
何よりもそれまでに、
インフルエンザにかからないように、
ご注意いただきますようお願い申し上げます。