2017年6月17日
梅雨に入ってから約10日、
連日気持ちの良い晴天が続いています(笑)
今年は空梅雨なんでしょうか?
日中と夜の気温の寒暖差が大きくて、
寝ている間に風邪をひかれる患者様もおられます。
日によっては暑かったり涼しかったり、
体調管理が難しい時期ですね。
皆さんもご注意なさってください。
前回のブログでご紹介した京都市の
「胃がんリスク層別化検診」、通称「ABC検診」ですが、
6月15日より運用が開始されました。
受診券が送られてこないことや、
検診を受けるタイミングが5年に1度であることより、
皆さんへの周知がどのようにされるのか心配です。
検診ご希望の方は下記サイトをご覧ください。
対象年齢は40歳から5歳刻みです。
http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000217209.html
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さてこのたび、
当院でも「健診」をスタートさせることになりました。
「健診」とは健康診断のことで、
健康であるか否かを確かめるものです。
病気の危険因子があるかどうかを調べます。
健診は健康な方を対象とした検査ですので、
健康保険が使えません。
従って全額自費となります。
そのため一般のクリニックや病院では、
保険診療をメインとしておりますので、
あまり健診のイメージがないと思います。
京都市内にもいたるところに健診センターがあり、
会社で契約されていたりして、
就業中の方は受けに行かれる方も多いと思います。
実はどの医療機関でも健診は実施可能で、
どのような内容やセットを組んで行うか、
料金の設定などは医療機関の自由です。
当院にも以前より、
個人の方や企業より、
健診の依頼がありました。
当院はご存知のように、
基本的には病気の方を保険診療する
医療機関です。
しかし近年重要性が言われている、
「予防医学」に対し、
取り組む必要性を感じていました。
これまでは検診の依頼があるごとに、
その方の希望の項目を実施し、
費用を全額自費で頂いておりました。
しかしそれでは受ける人が限られます。
会社勤めの方は健康管理室から、
本人が好もうと好まざると、
強制的に健診を受ける機会が与えられます。
しかし、個人事業主の方や、
小規模の事業所(当院もそうですが)は、
健診はどうしても後回しにされがちです。
健康管理の担当もいない企業の場合、
本人が自主的に受診しなければ、
何年も放置されることもあると思います。
また主婦の方も同様です。
なかなか自分の健康管理のために、
忙しい日常の中で健診センターを訪れるのは、
ややハードルが高いかもしえません。
その様な観点から、
以前より当院の様な地域密着のクリニックで
手頃な健診を行う必要性を感じておりました。
このたび、
人間ドック、健診のサイトを運営する会社から
当院で健診を始める機会を頂きました。
検診のメニューや実施日時の協議を重ね、
7つのコースを選定いたしました。
企業向けの事業所検診コース、
これは労働基準法に準拠しており、
これで企業の健康管理ができるものです。
また個人向けの定期健診コース、
内視鏡や腫瘍マーカーを組み込んだ、
人間ドック的なコースもあります。
当院は
消化器内視鏡を積極的に行っていますので、
胃カメラ、大腸カメラのみのコースもあります。
例えば企業健診や特定健診で、
内視鏡や腹部エコーが項目になかった場合に、
ご活用いただけるのではないかと考えています。
主に個人で健康管理をされたい方、
健診とともにその後の医療も考えておられる方、
職員検診の実施を考えておられる方、
その様な方にご利用いただければ幸いです。
ホームページにあります健診の枠をクリックし、
コースと日程をお選び下さい。
電話でご依頼いただいても結構です。
よろしくお願いいたします。