京都市上京区の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科・一般内科・小児科 吉岡医院

医療法人博侑会 吉岡医院 京都市上京区
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新年あけましておめでとうございます!

2017年1月7日

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年末年始、
皆さんはどのようにお過ごしでしたでしょうか?
今年は暖かく穏やかな天気で良かったですね。

 

私はこの年末特に予定もなく、
家族でみかんを食べながら紅白を見るという、
日本の伝統的な年越しをしました。

最近は年のせいか、
「NHK紅白歌合戦」が、以前より、
興味深く視聴できるようになりました。

私の幼少期の頃、
紅白で20年前の昭和の歌謡曲を聞いても、
とても退屈だったのを覚えています。

特に大御所と呼ばれる方の、
その年売れたわけでもない演歌など、
苦痛でしかありませんでした。

ところが今回はちょっと違いました。
いつもの大御所たちがあまり出てこないのです。
それだけではありません。

例えば、「THE YELLOW MONKEY」が、
20年前に発表した「JAM」を歌っていましたが、
それがとても新鮮に頭の中で響いたことや、

 

例えば、あまり興味のなかった聖子ちゃんが、
YOSHIKI作曲の珠玉のバラードを歌い上げ、
うかつにも聞き入ってしまったことは、

これまでの紅白では
あまり感じたことの無いような
わくわくする感覚でした。

昭和の時代に比べ、
10年前、20年前が色あせていない感じるのは、
40歳過ぎの人間のエゴでしょうか?

先日高齢者の定義を65歳から75歳に引き上げる、
という老年学会からの提案が話題を呼びましたが、
それだけ健康寿命が延びていることに、

 

以前の人が経験する10年と、
今の人が経験する10年では、
時間の感覚が異なるのではないかと思いました。

・・・考えすぎかもしれません。

単に、
自分の学生時代の曲を聴いて盛り上がり、
聖子ちゃんの歌声が心地良かったのかもしれません。

今度当院の20歳過ぎの職員に、
恐る恐る聞いてみることにします。

「イエモンって、古くないよね?」

・・・と。

怖くて聞けないかもしれません(笑)

 

さて、
インフルエンザウイルスが、
いよいよ本格的に流行してきました。

これからしばらくは、
発熱のある患者様は、
全員検査の対象になるかもしれません。

しかし毎年冬季になると確実に流行する、
インフルエンザウイルスの巧みさに、
感服してしまいます。

毎年ほんの少しずつ姿を変えることで、
人間の作り出したワクチンに負けることなく、
感染者を出し続けるのです。

こうしてこのウイルスは歴史的にも、
時には宿主に多いなる打撃を与えながら、
生き残っているのです。

『最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるでもでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である。』

ある有名な自然科学者が、
残したとされる言葉です。

私がこの言葉が好きなのは、
特に強くも賢くもない自分にも、
生き残る可能性を残していただいたところです。

インフルエンザウイルスはまさに、
変化し生き残ってきたと言えます。

私も今年は目に見えないほどの、
何か小さな変化をしながら、
わずかに前進できればいいなと考えています。

今年も当院を、
何卒よろしくお願いいたします。