京都市上京区の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科・一般内科・小児科 吉岡医院

医療法人博侑会 吉岡医院 京都市上京区
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婦人科は夜診なし
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年に1回は検診を受けましょう

2014年6月28日

早いもので6月ももうすぐ終わり、
あっという間に、
今年も半分が過ぎてしまいました。

夏至が終わり、お盆を過ぎる頃になると、
昼の時間はもだんだん短くなり、
寂しい気持ちになるのは私だけでしょうか?

さて、今年の当院のお盆休みは、
8月14日(木)~16日(土)です。
皆さんはぼちぼち予定をたてられていますか?

例年お盆は家族旅行をするのですが、
今年は娘の保育園の行事や町内の地蔵盆が重なり、
遠出をする予定は立てていません。

その代りというわけではないのですが、
私は胃カメラと大腸カメラを受ける予定にしております。

私も40歳になりましたので、
やはり検査を受けておかなければなりません。
今年のお盆は自分の体のメンテナンスです。

皆さんは人間ドックや特定検診などを、
年1回、お受けになっていますでしょうか?

職場の検診が受けられる方はいいのですが、
自分で予約していくのは、
面倒くさくてついつい先延ばしになっていませんか?


「60歳の壁」

私は消化器内科、外科を仕事としておりましたので、
がんの患者様に少なからず遭遇します。
(がん全体の約半数は消化器系のがんです)

やはり胃がん、大腸がんが多いのですが、
中にはすい臓がん、胆のうがんの方もおられます。
最近は食道がんも増えてきました。

 

診療していて思うことなのですが、
特に統計で明になっているわけではないのですが、
60歳前後でがんになる患者さんが多い印象があります。

それもかなり進行したがんで見つかるのです。

普段健康で何の問題もなく働いて、
間もなく定年という時に突然進行がんが見つかり、
状況が一変するというケースが多くありました。

60歳というと、本人もお元気で子供さんもまだ若く、
これからまだまだ人生の後半を楽しむべき年齢です。

私は勝手に「60歳の壁」と呼んでいます。

年齢的には体力もあるので、
手術や抗がん剤投与を行い、
徹底的に戦います。

それにより危機を乗り越える方もたくさんおられますが、
がんがすでに体中に転移していたり、
がんの性質が悪かったりすると助からない方もおられます。

従って60歳前後の患者様には、
症状が軽微であっても、
胃カメラ・大腸カメラ・腹部エコーをお勧めしています。

私の父は60歳の壁を越えることなく、
がんで亡くなりました。
既に見つかった時には転移していました。

たった半年の闘病でした。
59歳の時でした。


まれに 「40歳の壁」

今まであまり自覚することは無かったのですが、
最近は40歳前後の方でも、
突然がんが見つかることがります。

昨年末から今年にかけて、
40歳前後の方にかなり進行した消化器がんが、
立て続けに見つかりました。

何か病気にかかり始める最初のタイミング、
それが40歳ごろなのかもしれません。
何らかの遺伝が関与しているかもしれませんね。

ご家族で早くにがんになられたり、
特定のがんの多い家系の方は要注意ですね。
がん遺伝子も近年たくさん見つかっております。

 

私は今40の壁に差し掛かっています。
特に健康だとは思いますが、
こういう時にこそ検査を受けておかなければなりません。

見つかっても治らない病気ならまだしも、
見つかって適切に治療すれば治る病気なら、
それで命を落とすのはもったいないです。

皆さんも少しでも気になる症状があれば、
早めに検査を受けてください。

そしてこれといった症状がなくても、
年に1回は検診を受けましょう!