2014年3月27日
いよいよ3月も終わりですね。
来週にもなれば、桜の季節。
春はもうすぐそこまで来ています。
今回は、
「KYOTOGRAPHIE 国際写真フェスティバル」
のご紹介です。
皆さんはご存知でしたか?
京都でこのような写真展があるということを。
知らない方も多いのではないでしょうか。
昨年4月に始まった催しです。
今年が第2回目です。
開催期間は4月19日~5月11日の23日間。
全部で14か所の京都の町屋や名所を舞台に、
現代写真の国際的な展覧会が行われます。
興味のある方は是非案内をのぞいてみてください。
https://www.kyotographie.jp/
写真に詳しくない方でも、春の陽気に誘われて、
散歩がてらに出かけてみるのも悪くないです。
新しい発見があるかもしれません。
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私がこの展覧会をご紹介するのは、
写真に詳しかったり、
趣味があったりするわけではありません。
この大規模な展覧会を主催されている、
ルシール・レイボーズさんと、
私が知り合いのなのです。
ルシールさんはフランス出身の女性で、
幼少期をアフリカで過ごし、
お父様の影響で写真家になられたという方です。
その後日本の文化に興味をもたれ、
東京に住み写真の仕事されておられたそうですが、
3年ほど前に京都に移られました。
私と知り合うようになったきっかけは、
ルシールさんと娘さんが、
風邪か何かで当院を受診されたことでした。
ルシールさんと私は同年代で、
最初に見た印象は背が高くてスマートな、
スタイリッシュでかっこいい白人の女性という感じでした。
その後、今から1年半くらい前、
当時5歳だった娘さんが自転車でけがをされ、
当院で治療を行いました。
娘さんのエデンちゃんは日本でお生まれになったので、
日本語とフランス語が話せるのですが、
ルシールさんはフランス語と英語を話されます。
私は残念ながら日本語のみ話せて、
中学生レベルの英会話が少しできるだけです。
困ったのは、
私とエデンちゃんとルシールさん、
3人が同時に理解できる言語が無かったことです。
私はルシールさんと英語で会話し
(本当に通じていたかが実に怪しい)、
エデンちゃんとルシールさんはフランス語で話すので、
私にはさっぱりわかりません。
エデンちゃんと私は日本語でしゃべります。
まるで伝言ゲームです。
それでも何とかコミュニケーションはとれていました。
幸い2カ月ほどでけがは治癒し、
その後はときどき、
予防接種や風邪などで来院されます。
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昨年末、いろいろあって、
当院の年賀状の作成をお願いしたところ、
大変ご多忙にもかかわらず、快諾くださいました。
他にはない感じのオリジナルの年賀状ということで、
ご無理を聞いていただき、
貴重な写真を使用させていただきました。
それでできたのがこの年賀状です。
光と影のコントラストがとても美しい写真と、
やや大き目の金色の文字が華やかさを演出し、
大変きれいな作品を作って頂いたと思っています。
皆様のご健康を祈願し、
昨年来院いただきました患者様にお送りいたしました。
皆様のお手元にも届いた方がおられますでしょうか?
とにかくルシールさんはエネルギッシュな方で、
この写真展のために東京と京都を行ったり来たり。
昨年新たに男の子を出産され、
育児とお仕事を見事に両立されておられます。
京都の文化遺産や街並みを背景に、
きっと素晴らしいものとなるのでしょう!
去年は少ししか見に行けなかった私は、
今年はいろんな会場を回ってみようと思っています。
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合わせてご紹介。
これは娘さんのエデンちゃんから、
治療のお礼にいただいた作品です。
さすが芸術家の娘さんだけあって、
彩の豊かなとてもかわいらしい作品ですね。
これは診察室に飾ってあります。
またご覧になってください。
それでは皆様、
まだまだ肌寒い日もありますので、
風邪などに気をつけて頂き、
素晴らしい桜の季節をお迎えください!
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