京都市上京区の胃カメラ・大腸カメラ・婦人科・一般内科・小児科 吉岡医院

医療法人博侑会 吉岡医院 京都市上京区
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インフルエンザ検査の新しい機器

2012年12月1日

あっという間の12月です。
忘年会、クリスマス、年賀状と
忙しくなりますね。

ノロウイルスの腸炎は依然として多く、
嘔吐、下痢の患者さんが良く来られますが、
まだインフルエンザの患者さんはおられません。

これからぐっと寒くなり、空気が乾燥すると
インフルエンザの流行が始まります。
空気中のウイルスが長生きするためです。

例年の流行は12月から3月で、
ピークは1月下旬から2月上旬といわれています。

当院は今年インフルエンザの検査を、
より早い時期から、正確に行なうために、
検査機器を導入しました。

富士フイルムの機械です。
特徴は感染初期での検出能力向上と、
目視での判定誤差の解消です。

今まではインフルエンザの感染の有無は、
ウイルスが増殖する半日から1日まで、
発症から待たなければなりませんでした。

この機械では、少ないウイルス量も、
高感度で測定できるため、
発症より3時間ほどで測定可能となります。

保険で認められている検査は1回きりなので、
発症から時間がたっていない場合には、
翌日検査に来てください、ということもありました。

時間と手物と手間がかかるその問題を解消して、
早い時期から診断でき、治療が開始されるため、
翌日まで待って、周りにうつる心配も減ります。

また、判定も機械がしてくれるので、
今まで微妙な線をたどって目視でしていた誤差が、
少なくなると考えられています。

これからの風邪の季節、
インフルエンザかどうかは非常に重要な
検査項目となります。

出来るだけ早く、正確な診断が出来るよう、
今後も取り組んでまいりたいと考えています。

もちろん、かからないことが重要ですので、
普段の手洗い、うがいに加えて、
予防接種も必ず受けておいてください。