2011年7月11日
子供からもらった軽い風邪がようやく治まったので
約2週間ぶりに鴨川をランニングしました。
お昼前でしたので、強烈な日差しと蒸しかえるような気温で、
走り始めて少しの時間で、体は走ることを拒絶し始めました。
結局7kmぐらい走ったところで足が動かなくなり、
自動販売機でスポーツドリンクを買って、歩きながら家に帰りました。
気温は36度を超えていました。
このまま無理すると熱中症になっていました。
今年の夏は特に暑いですね。(去年も暑かったですが)
そして熱中症はとても怖い病気です。
湿度の高い高温環境で起こります。
たとえば梅雨明けの蒸し暑い日(まさに今の時期)、
冷房のない車内やマンションなどの閉鎖空間も要注意です。
暑いところに長時間いて、大量に汗をかき、
立ちくらみやめまいなどがあった場合には、
熱中症の初期症状と考えていいでしょう。
この時点で涼しいところへ移動し、体を冷やし、
水分を補給するなどの対応をすることで早めに回復します。
さらに進むと、嘔吐したり、頭痛や虚脱感などが起こってきます。
熱中症は放置していると進行・悪化していくので、
早期発見・早期治療が大事な病気と言えます。
特に子どもや乳幼児、高齢者には気配りをし、
悪化しないうちに発見するようにしましょう。
当院の患者様でも熱中症になり、救急車で搬送された方もおられます。
早く治療を受けたので、重症化せずすみました。
夏はまだ始まったばかりです。
体調が良くないと感じたら医療機関に相談しましょう。
さらに意識障害が見られたら、躊躇せず救急車を呼んでください。