2011年5月6日
特定健康診査はメタボ検診とも呼ばれ、平成20年度より運用が開始されました。健康診査の対象は40~74歳の加入者(被保険者、被扶養者)で毎年実施されています。皆さんのお手元にも「受診券」の入った案内が届いていると思います。
なぜこのような健診が始まったのでしょう?
厚生労働省は平成17年に医療制度構造改革試案を作成し、中長期的な対策として、医療保険者に対して健診・保健指導を義務付け、生活習慣病有病者・予備軍を削減する政策目標を立てることにより、計画的に医療費の適正化を推進することとしました。
つまり増え続ける医療費を抑制するために、病気になってしまってからの対策をするのではなく、生活習慣の改善により予防が可能な病気を減らすことによって医療費の伸びを抑えようとしています。
こうして始まったメタボ検診ですが、医療費の問題はともかく、普段より自分の健康管理を行い病気の予防することはとても大切なことです。
生活習慣病は自覚症状に乏しく、進行した段階でいきなり心筋梗塞や脳卒中といった恐ろしい病気に見舞われます。
対象の皆様には健診を利用いただき、現在のご自身の健康状態、生活習慣上の問題点などを調べ、今後の健康に役立てていただきたいと考えております。