2011年2月17日
脂質異常症とはLDL(悪玉)コレステロール値が高い、中性脂肪値が高い、HDL(善玉)コレステロール値が低い、いずれかの症状をいいます。内臓脂肪が増えるメタボリックシンドロームでは、中性脂肪値が高くなり、HDLコレステロール値が低下します。中性脂肪が溜まるとLDLコレステロールが血管壁へ取り込まれるようになり、動脈硬化が進みます。高血圧、糖尿病、脳梗塞や心筋梗塞といったリスクのある方は、LDLコレステロールを標準よりもさらに低く下げる必要があります。
コレステロールや中性脂肪を下げるには、卵、ベーコン、ウインナー、霜降り肉など動物性脂肪を減らし、魚、納豆、豆腐などのおかずをふやします。また、野菜、海藻、きのこなどの繊維分をとると体外に排泄されやすくなります。運動しながらの減量はさらに効果的です。子供なら清涼飲料水やお菓子、女性なら果物やケーキ、男性はアルコールの摂取をセーブする必要があります。